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コラム

【固定残業 第3編】

固定残業について2

   前回に続き・・・

   私が今までに労務相談を受けてきた 固定残業制は、事業主が対象労働者ごとに合計でいくらの給与にしようと

   決定し、それを基本給・固定残業代・諸手当に逆算して計算していくパターンがほとんどです。

   残業時間数の多い会社ですと、固定残業代に金額を多く取られ、基本給・諸手当の合計金額が、最低賃金の金額ぎりぎりに

   なるケースも多いです。

   本来、基本給の意味は、その対象労働者の、能力・経験・会社の貢献度合いを総合的に鑑みて決めるものであり、

   本来の その対象労働者の市場価値に値するものになります。それが 最低賃金ぎりぎりなんていうのは

   本人のモチベーションも差がります。 よく事業主の方から、従業員は給与の総額しかみていないよと言われます。

   そんなことありません。 従業員は 基本給は自分の市場価値、残業代は 余計に勤務し、消費した時間数分の対価という

   ことを良く分かっています。

                                                     次回に続く